kusosiho  くそったれな資本主義に乾杯! (舞台裏ver)

さぁ、同士諸君!資本主義の焼け野原をみにこうではないか! 最近は思ったことをつらつらと書いております。

リストランテ・パラディーゾ (オノ・ナツメ) 最近のおすすめマンガ

最近のハマっている漫画の作家さんがオノ・ナツメさんです。

きっかけはネットに彷徨っていたマンガ夜話で取り上げられていたこと。(このマンガ夜話がけっこう面白いんです。)

 

作品の面白さ

 

この作品の面白さは余韻を楽しませる漫画であること。

 

表現の奥行きを感じる作品。

 

ということ。

 

最近、青春や青春ラブコメディや熱っぽいボーイミーツガールを読んでいたので、この作品のように ワインを嗜むような大人な漫画 を読むと妙にハマってしまった。

 

説明くさいセリフはなくて、流れていく絵の中で、コマでいろいろなことが表現されていく。

 

逆に何度も読み返したくなる、読み返しざるおえないような漫画でいわゆるスルメタイプの漫画で、噛めば噛むほど味がある。

 

 

個人的には

 

この漫画はいわゆるメガネフェチといったようなものでくくって食わず嫌いならもったいない気がする。

 

30代のおっさんがみて思ったのはこのリストランテの登場人物達の距離感が気持ちが良い。

 

とにかく、居心地がよさそうなんです。

この漫画の初老の紳士たちが見出したような居心地のよい場所を見つけたい、見つけようと思いました。

 

人生は限られている。

 

自分の直感が気持ちの悪い、居心地の悪いと感じた場所に長居する必要はきっとない。

そうは言っても人は、強制的に社会に属していて、社会に属した時点で呪いのような束縛をだれもが抱えながら生きている。

 

でも、今が苦しくてもいつか、自分にとって居心地の良い場所に辿りつけたらなって最近心の底から思います。

 

 

 

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

 

 

 

 

4月は君の嘘を読んで ネタバレあり。

前におすすめの漫画として紹介した、「4月は君の嘘」

5月に最終巻が発売となって完結。

どうしても、予感されるエンディングが嫌だったので、結局読んだのはつい最近になりました。まぁ、劇中にも「いちご同盟」が出てきたんだから、病気の女の子が生還できるはずがなかった。

 

やっぱりなエンディングだったけれど、完結して改めて思うに良い作品だった。

 

おっさんにこの青春の話は正直きつかったかもしれない。

でも気弱な主人公がいくつもの障害に正面とむかって立ち向かって姿に感動した。

 

合わせてアニメも見た。

これも本当におすすめです。とくに主人公のピアノシーンは圧巻。


四月は君の嘘単行本5巻 有馬公生演奏曲 ショパンエチュードop.25-5 - YouTube

 

13話の「愛の悲しみ」ラフマニノフ


四月は君の嘘 有馬公生演奏曲「愛の悲しみ」ラフマニノフ - YouTube

 

と最終話 バラード第1番 ト短調 作品23


四月は君の嘘 第22話 OST「 ショパン/イザイ編:バラード第1番 ト短調 作品23」 - YouTube

 

はどれも圧巻。ぜひアニメ本編で確かめてほしい。

最終話にいたっては驚愕だった。

公正とかをりの最後の共演のシーンは涙が溢れてきた。

ぜひ一度見てほしい。こんな別れのシーン、今まで見たことあっただろうか!

 

作品のテーマ 

人の死とは何だろうか?

 

そこに安易な答えはないだろうけれど、その難しいテーマと真摯に向き合える作品や人は周りにたくさんいるだろうか?

 

難しい文学作品も小難しい映画作品を読む気力もない現在の私。

油断してたところ、アニメ、漫画に大切なことを教わった気がします。

 

ちょっと頭がぐるぐるしています。

今の自分にこの作品に出会えた幸運に感謝を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前には反国家非協力罪 密出入国 退廃思想 ハレンチで怠惰な豚でいる罪 ワイセツ物陳列で逮捕状が出される」

先日、31歳になりました。

まごうことなき、おっさんです。否定できないおっさんです。

 

そんなことを思っていると無性に見たいと思う映画が頭に浮かびました。

そう、『紅の豚』です。

 

ジブリ作品の中で一番好きな作品。

 

記事タイトルの

「お前には反国家非協力罪 密出入国 退廃思想 ハレンチで怠惰な豚でいる罪 ワイセツ物陳列で逮捕状が出される」

は、主人公ポルコが戦友のフェラーリンから言われるセリフ。

 

ハレンチで怠惰な豚でいる罪って可笑しいよね。

 

この「紅の豚」はそんなかっこいいセリフがいっぱい出てくるのも魅力の1つ。

 

 

劇中の名言

 

「飛ばねぇ豚はただの豚だ。」 byポルコ

 

「飛んだところでしょせんブタはブタだぜ」 by フェラーリ

 

国家とか民族とかくだらないスポンサーを背負って飛ばなきゃならないんだ。」 by フェラーリ

  

「何よ!

人を伝言板か何かと思ってるの!

いくら心配しても あんた達 飛行艇乗りは

女を桟橋の金具くらいにしか

考えてないんでしょう

マルコ、今にローストポークになっちゃうから。あたし嫌よ、そんなお葬式。」 by ジー

  

「いい奴はみんな死ぬ 友へ」 by  ポルコ

 

この映画は母に連れられて見に行った記憶があって懐かしい。

子供の頃はただ、あの赤い飛行機が空を自由に飛び回るのに憧れてたけど、今見ると少し違って見えてくる。

 

ジブリという子供向けの映画会社が作った、おっさんが作ったおっさんのための映画であるのがこの紅の豚

 

あのアドリア海の切ない青さ、空っぽな青さ、そして血に染まるような夕焼け。

雲の切れ間からさす光。

 

ポルコの挫折、後悔、からの再生の物語。

 

 31歳ともなると、人生まだまだなんですけど、それなりの失敗も挫折も後悔も重ねてきた上でこの映画を見ると違ったものが見えてくる。

 

なんか、泣けてくる。

 

この映画をまた見なおした上での31歳の夏がもうじき始まろうとしている。

 


紅の豚 予告編 - YouTube

 

 

 

 

 

 

おかえりペヤングってどゆこと!

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最近ネットで見かけた写真

 

みんな本当に好きなんだな、ペヤングが。

なんか面白い。

たまに無性に食べたくなる味。実際食べてみると、もうお腹いっぱい、しばらく食べたくないって思う魔性なジャンキーなテイストが魅力なカップ焼きそば。

 

 

blog.livedoor.jp

 

ペヤングって関西にいた時はあまり印象がなくて、セブン-イレブンに置いてあるってイメージでした。実際結構カップ焼きそばってローカル性があるようで面白い記事がありました。

 

j-town.net

たしかに、関西いた時はペヤングの印象がなくて、UFOや一平ちゃんのイメージが強かったです。

 

G事件からのペヤングの復帰は6月8日だったわけですけれども、まだ関東限定の出荷とのこと。

 全国での販売再開は7月とのこと。そして、ジャンクフード好きにはたまらない超大盛りの再開は秋とのことです。

 

これからの季節、無性に食べたくなる焼きそば。

スーパーで材料買って食べたほうが美味しいし、明らかに健康に良さそうだし、自炊したとしても、そんな手間でない方だと思うけれども、インスタントに済ましたい時もある。 

 

そんな時の選択肢が増えるのって単純にいいよね。 

 

 

 

アフィリエイトの孤独ー思い通り行かないのが、世の中なんて割り切りたくないから。

最近の月収100万円計画は停滞ぎみ。

アフィリサイト作成は孤独だ。

この点について自分は思ってた以上に認識が薄かったような気がする。

 

普通の会社に働いていれば、そのような孤独に陥ることはない。

例えそれが、クリエイティブな活動であっても、上司がいるはずだ。

自分がトップなら部下がいるはず。

組織の中にいれば、自分ひとりでは何事も動かず、気を使いっぱなしになる。

逆に言えば、それが会社で働くということになる。それが会社だと諭されたことが私にはあります。

 

でも、本当にアフィリエイトサイトの作成は孤独だ。

  1. 商品選定
  2. サイトの大枠の決定(誰に何を売るのか明確にしていく。)
  3. サイトに必要な材料を集めいていく。(キーワード、取材、資料、写真等など)
  4. 収集した材料の厳選(集めた資料をいかに、削ってわかりやすくシンプルに)
  5. サイトの構成(記事のライティングや構成、SEOドメインの取得やサーバーの運用など)

これらの作業の一人で実行、管理していく。

 

求められるの自己管理能力。

 

でも、これって人生を歩んでいくには当たり前の能力。

でも、これが今の学校教育や、社会人世界に決定的にかけているもの。

 

もちろん、組織において、自分一人で生きて行きける地力の強いやつなんて、扱いづらいだけで、器の狭い社会からははじき出されてしまう。

 

でも、これって本当に不幸なことだと思う。

 

世界が本当に閉じたままで、一切の変化しないものであるればそれでいいって話になるだろう。

 

けれど、今もこの瞬間に世界は動いている。変化している。

昨日までの常識は今日次の瞬間に通じる保証はまったくない。

 

例えば、最近のシャープの凋落ぶりは結構ショックだ。私が就活中の時、バイト仲間が一人シャープに入社したけど、その時は勝ち組だなって羨ましいと思ったものだ。

 

彼は元気にしてるだろうか?

 

今の日本という国をみていれば、サラリーマンであることはおそらく、ハイリスクロウリターンだろう。年金の受け取りという結果をみるまでは結論はだせない問題だけれど、現状の社会保障システムや安全保障上の問題点、急速に進展している日本の人口構成の変化はいつか決定的な混乱となってこの社会に大きなダメージを与える可能性がある。

 

この国は中産階級という人たちがみんな幸せになるっていう夢を土台としていた。

いま、眼前に見え始めているのは誰もがみんな貧しくなっていくという世界だ。

 

きっと今はその新しい社会に対応すべく新しい価値観が生まれようとしているような気がする。胎動はすでに始まってる。

 

話がだいぶそれたけど、今日はアフィ作業は孤独っていう話。

でも、その孤独の先に本当の意味での自分の自立を夢見て、今日も明日も作業に励んでいこうと思います。

 

今日はそんな話。東京は雨だ。

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夏気分を盛り上げよう! 夏前にみたい夏映画 2015年夏編 ベスト3 その3

今日はようやくのベスト1。

関東も梅雨入りの気配。何よりももう6月。もう夏はすぐそこまできています。

 

そんな、夏前に夏気分をもりあげてくれる夏映画のワタシ的にベスト1はこちら!

「SOMEWHERE」です。予告編をどうぞ。


映画 『SOMEWHERE』 予告編 - YouTube

2010年 ソフィア・コッポラ監督 

 

 まぁ、万人向けをするわけではなくて、特に面白い娯楽エンターテイメントというわけではないのでご注意を。

 あらすじは言ってしまうと、すさんだセレブハリウッド俳優とその娘の短い夏休みの物語。結構テーマ性が高くて映像が美しい。

 ただ、ド派手なアクションがあるわけでもない映画。おそらく、オープニングのシーンで嫌になる人もいると思うけれど、実はちゃんとオープニングとエンディングはつながっていて、ちゃんと意味がある。たぶん、一度見ただけどとわかんないと思う。

 

 タイトルも良くて、意訳すれば「ここではないどこか」考えてみると結構映画テーマに直結している。 

 

 ただ、難しいことを考えずに娘のクレアちゃんかわいいでみていても面白いし、ファッションは素人だけれども、本当のおしゃれってこの映画のファッションのように本当にシンプルだけれども、ちょっとだけ基本線をずらすってことだと思うのでそれも見ていて面白い。

デリバリーポールダンス

 ハリウッドセレブの荒んだ生活も見どころ。あんな、セレブになりたいと思ってみるのも、結構いいと思う。一度は真っ黒いFerrariを乗り回してみたいじゃないですか。長期滞在しているホテルにデリバリーのポールダンサーを二人呼びつけるなんて、さすがですマルコさん。

 

 それでも、個人的にこの映画にハマってしまうのは、空虚なセレブ(現代的な生活)から家族や愛情といった人間として根源的なものを再び探しに行くというこの物語はどこか自分を重ねられずにいられない。

 

 やりたくない仕事、社会的にも意義のない仕事、自分の直感がそうだと言ってるのに自分の直感とは違うことをしてしまうストレスから、飲む打つ買うに逃げてしまう自分の精神の弱さに直面してしまう。自分にとってはそんな現状を再認識させる映画だったりします。

 

真っ黒なFerrari→あなたにとってはなんですか?

 

 この映画のラストで主人公のマルコは真っ黒なFerrariを鍵をつけたまま、乗り捨てます。マルコにとっての真っ黒なFerrariは人によってそれぞれちがうはず。

 夏にむけてのバカンスの計画をねるときに、まずはこの映画を見て、自分にとって大切なものはなにか? そして、それを今それを大切にできてるかのか確認します。

 もし現状で大切にできてないものがあったら、どうしたらよいのかと具体的な最初の一歩を踏み出していくきっかけになったらいいんじゃないかとおもってこの映画を取り上げました。

それはそのまんま、今の自分の課題だったりします。本当は大切にしたい絆や家族のこと、友人のことをおざなりにしています。それはきっと本当は自分のことをおざなりにしているからなんですけど、そういったものを取り戻していきたい2015年の夏なんですよ。

 

みなさんは2015年の夏はどんな夏にしたいですか?

 

 

somewhere Blu-ray

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夏気分を盛り上げよう! 夏前にみたい夏映画 2015年夏編 ベスト3 その2

昨日はベスト3の発表で続きまして、今日はベスト2の映画です。

間違いなく、傑作の1つだと思います。そのタイトルは

「打ち上げ花火、下から見るか?横からみるか?」です。

予告編をどうぞ。


Fireworks, Should We See It from the Side or the ...

 

 

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

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1995年 岩井俊二監督  

改めて見ると、胸をえぐるように小、中学生の頃の夏休みを思い出させるような映画。そしてとても切なくさせてくれる映画

 

もし、この映画をまだ、見たことがないというのなら、この機会に是非、見てほしい。

だれにだって、2015年の夏は一度切りだけれども、この作品をみるとあの頃の夏は本当にキラキラしていて、大切な思い出で、もうあの頃の夏には戻れないということを痛感してしまう。それが、つらいけれども、大切にしたい何かがある。

 

見どころは

  •  プールのシーン 昼と夜で見せてくれる情景の変化
  •  なずなの演技 下手だけれども、圧倒的な存在感!
  •  挿入歌 forever friends 

 

プールのシーン

 これは、昼のシーンと夜のシーンがあるけれど、昼と夜とで対照的な印象を与えている。夜のシーンの真っ黒ではなくて、すごく印象的な光と濃い青のプールの色合いは本当に幻想的。

 

なずな

 この駆け落ちしようとする女の子がとても印象的。そして、とても切ない。演技が下手そうに見えるのを逆手にとったような存在。

 

夜のプールでのセリフ

「今度会えるの二学期だね。楽しみだね」

 

この見えすいた嘘が切なくて本当に印象的。

これは好みだけど、女優さんって演技がうまいとかじゃなくて、その存在感が映画の場合は重要だと思います。

 

挿入歌 forever friends

 前述した、夜のプールのシーン、なずなの先ほどのセルフのシーンもこの挿入歌の流れるシーンも実はすべて同一シーン。後半の夜のシーンは逆に言えばそれだけ、とても印象的で素敵なシーン。大切な思い出として宝箱にずっとしまっておきたいと溜息がでてしまう。

 

「打ち上げ花火、下からみるか? 横からみるか?」Soundtrack

 

 

この作品に関していえば、まだ見たことないのであれば一度ぜひ見てほしい。

時間も50分。2時間3時間もの映画だと身構える必要がなくて、これから夏にむけて、ちょっとした時間の合間にでも見てほしい。

 

 

 2015年の夏も始まってしまえば、あっという間に過ぎ去ってしまんだろうな。

働いている人もいれば、受験でそれどころではない、あるいは、失業中や派遣、フリーターで夏を楽しむ余裕なんてない、と考えている人もいるだろう。私も本音ではそうです。

 

楽しみ方はなんだっていいと思うので、自分なりの2015年の夏を過ごしてほしい、それは何よりも自分にむけてのメッセージだったりします。

 

昨年の夏は本当に東京に引っ越しをするというドタバタに巻き込まれたんですけど、それも、ひとつの思い出なのかな。。。

 

今年はどんな、夏になるんだろうか。。

 

 

明日はこの、夏気分を盛り上げよう! 夏前に見たい夏映画 2015年夏編 ベスト3 その3と題して、ベスト1の映画を取り上げたいと思います。

ありがとうございました。